2020年は中小企業も働き方改革関連法の対象となり、残業時間の上限が制定されました。
社会的に生産性向上が望まれる中、労働時間内の働き方や残業の在り方と向き合う必要があるため、仕事の内容やワークフロー、進捗管理自体も変化に対応する必要があります。
このセッションではDMMGAMESのゲーム基盤システム開発チームの事例を用い、アジャイルソフトウェア開発手法である「スクラム」によるプロジェクト進捗手法について紹介します。
完全リモートワークの体制であるチームにおいて、1週間のタイムスケジュールやタスク管理に用いたツール、数値分析しながら行う進捗管理や生産性向上のアプローチ手法などを具体的に解説します。
さらにはスクラムとしてのプロダクトオーナーが意識すべき思想面について述べます。
講演者プロフィール
西村 拓也
2007年 コンシューマ系ゲーム会社へプログラマーとして入社。以後、ゲーム業界に従事する。
2013年 ソーシャルゲーム系ゲーム会社にクライアントエンジニアとして入社してからは、ソーシャルゲームに携わる。
2018年 CEDEC2017にて講演した内容を元に、「ダービースタリオン マスターズで学ぶ ゲームUI/UX制作 実践ガイド」を冨田篤氏と共同で執筆。
《講演者からのメッセージ》
ソーシャルゲームのエンジニアの傍ら、スクラムマスターを複数のプロダクトで行った経験と、現在ゲーム基盤システム開発のプロダクトオーナーを行っている経験を元に述べます。
働き方改革関連法やリモートワークなど様々な労働環境の変化が起きた昨今において、私たちのチームがどのような体制、どのようなツールを利用して開発を進めているか発表しますので、ご参考にしていただけると幸いです。
また、学生等これからチームを作って開発を行う際にスクラムを採用するきっかけにもなれればと思います。