「新サクラ大戦」のキャラクター表現では、トゥーン的諧調表現とPBRのリアル質感表現の双方を混在させて使用することで、アニメ・漫画的なデフォルメ感とリアリティのある質感・存在感を両立させることを目標としていました。一見すると相反する組み合わせのようにも見えますが、適切な使いどころを分けることによって双方の良さを引き出すことを試みています。
また、複数のキャラクターデザインが混在する今作で、全体の統一感を出しつつ、元デザインの個性を活かして調整するという点についても課題の一つとなっていました。
今回はその制作手法とプロセスを紹介し、更にそこから判明した課題点を共有したいと思います。
講演者プロフィール
柳瀬 遼平
2005年 株式会社セガに入社。
Sonic The Hedgehogシリーズの背景、エネミーキャラクターなどを経験し、その後「MIRACLE GIRLS FESTIVAL」でアートディレクターを担当。
最新作の「新サクラ大戦」ではキャラクターリーダーとして取りまとめを行った。
《講演者からのメッセージ》
「新サクラ大戦」のキャラクター表現では、トゥーン的諧調表現とPBRのリアル質感表現の双方を混在させて使用することで、アニメ・漫画的なデフォルメ感とリアリティのある質感・存在感を両立させることを目標としていました。一見すると相反する組み合わせのようにも見えますが、適切な使いどころを分けることによって双方の良さを引き出すことを試みています。
また、複数のキャラクターデザインが混在する今作で、全体の統一感を出しつつ、元デザインの個性を活かして調整するという点についても課題の一つとなっていました。
今回はその制作手法とプロセスを紹介し、更にそこから判明した課題点を共有したいと思います。