『プリンセスコネクトRe:Dive』ではバトル中にテレビアニメのワンシーンのような演出が流れます。カットインアニメーションと呼ばれるこの演出はキャラクターの魅力を引き出し、バトルコンテンツの盛り上げに一役買う存在となっております。ただソーシャルゲームの開発体制とアニメの制作体制の親和性は高いものではなく、アニメの表現をゲームに組み込むことは容易ではありません。
本セッションでは、カットイン演出においてテレビアニメで利用される「手描きアニメーション」とゲームで利用される「パーツアニメーション」を融合させることでゲームの演出として最適化された高品質なアニメーションの制作手法を紹介しながら、キャラクターの魅力を引き出すための工夫やその品質を担保するこだわりも合わせてご紹介します。
講演資料
- 『プリンセスコネクトReDive』が目指した、アニメRPGとしてのゲーム演出制作事例 ~テレビアニメとゲーム演出、二つの制作手法を融合して生まれたカットインアニメーション~.zip
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講演者プロフィール
工藤 瑛子
Flashモーションデザイナーとしてソーシャルゲームの演出制作の経験を経て、2016年に株式会社Cygamesに合流。
『プリンセスコネクト!Re:Dive』の開発に参画した当初はSDキャラモーションの制作を行っていたが、パーツアニメーションのノウハウを生かしカットインアニメーション担当となる。
現在はSDキャラアニメーション及びカットインアニメーション両方のコンテ・モーション制作を務めている。
《講演者からのメッセージ》
アニメRPGを掲げている本作で、キャラクターの魅力を最大限に引き出すためゲームの中にアニメを流したいという想いから、カットインアニメーションは生まれました。
アニメをゲームの素材として落とし込むために、私たちがどのようなノウハウを培ってきたか、皆様に余すことなくお伝えしていきたいと思います。