プロダクションラウンドテーブル2018

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日時:
2018年08月23日(木)14時50分〜15時50分
形式: ラウンドテーブル
受講スキル:
プロジェクト管理に関する各手法・技法に関連する経験や知識
受講者が得られるであろう知見:
自身(自社)や他の参加者の挙げた課題に対する解決策やヒント
セッションの内容

プロダクション分野に関する、手法・技法にまつわる課題や解決事例などを共有するためのラウンドテーブルです。それぞれのテーマに基づいてラウンドテーブル開始前に課題を集め、それらをベースに議論を進行します。本年は、「いまどきのチームづくり」をテーマに、開発を良くするために、どのような組織作りをしていくのか、個人でできる取り組みは何かについて共有していきたいと思います。

[構成]
40分:ラウンドテーブル会場内を分割して、それぞれ独立したテーマを扱います。ファシリテーターがそれぞれ扱いたいテーマを掲げています。最も興味のある、そのファシリテーターのエリアに着席してもらいます。
20分:各エリアで議論された話題を共有します。テーマをまたいでの意見交換をこのタイミングで行い、別の角度からの知見を得ます。

[扱うテーマ]
■ 自己組織化
ティール組織の書籍も訳され、フラットな組織に関する関心が高まっています。参加者の方も、個人の働き方を重視した自己組織化されたチームの構築の具体的な方法をいろいろと試されているのではないでしょうか。自己組織化されたチームを作るには、心理的安全性が重要ですし、社内の評価を変えなくてはならないかもしれません。もしくは、手始めに小さくできることがあるかもしれません。どのようにすれば自己組織化を進められるのか議論しましょう。
■ 個人マネジメント
インディゲームが日本でも育ってきてしばらくたちます。また、VRも少しづつかもしれないですが増えてきていますし、建築や医療といったゲーム外の分野でも我々の技術が広がっています。これらの開発の特長は、1,2名といったスクラムが適応外な少人数の開発ということです。より形式にこだわらない管理の方が効果的ですし、個人にフォーカスしたプロセスが重要となります。大規模開発でも、全体のプロセスの方向性を変えることは難しいですが、各人の工夫でミスを減らし、効率を上げられているのではないでしょうか。「自分はこんなことしてます」というアイデアを持ち寄って開発をちょっと良くしましょう。

[全体進行]
ラウンドテーブルを効率的に進めるため、以下のレギュレーションを設定します。
1. 優先入場:課題を事前に登録して頂ける方は優先入場可能とします。セッション開始時間前に入室する事ができます。セッション会場内にテーマ別のホワイトボードを用意しますので、そちらに課題を書いていただきます。聴講のみ希望もしくはその都度発言の方は、セッション開始時間直前に入室可能となります。
2. 進行:提出して頂いた課題を基に、議論を進めます。
3. 課題・議事録の公開:提出して頂いた課題と議事録は後日CEDEC Digital Libraryに公開予定です。


講演資料

  • CEDiL_1936_0.pptx

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講演者プロフィール

田口 昌宏

田口 昌宏
所属 : 株式会社ヘキサドライブ
役職 : プロデューサー/最高技術責任者

1995年にゲーム業界に飛び込み、プログラマとして奮闘。もっと良いプロダクトを作りたくて自分のプログラミングスキルを磨くも、個人のスキルアップよりチーム力を向上した方が良いプロダクトが作れることに気付き、アジャイル開発の導入に取り組む。 幅広い分野の開発を経験し、ハイエンド開発にてテクニカルディレクタを担当したのち、開発現場の支援を中心に活動、現在は HEXADRIVE CTO として奮闘中。認定スクラムマスター(CSM)、認定スクラムプロフェッショナル(CSP)。CEDEC運営委員、ゲームクリエイターズカンファレンス実行委員。

《講演者からのメッセージ》
今年もやってまいりました!! プロダクションラウンドテーブル!!
もっと上手に開発するにはどうしたらいいか。いっぱい話して、いっぱい聞いて、すぐに役に立つ情報をいっぱい持ち帰りましょう。みなさんにとって有意義な場になるようにファシリテーターとして頑張ります。

今給黎 隆

今給黎 隆
所属 : 東京工芸大学
部署 : 芸術学部 ゲーム学科
役職 : 准教授

タムソフト、ナムコ、グリー、セガを経て2016年4月より現職。
「DirectX 9 シェーダプログラミングブック」著、「ゲームエンジン・アーキテクチャ」監訳など。
認定スクラムプロフェッショナル。認定スクラムマスター。CEDEC アドバイサリーボード。情報処理学会 コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会 幹事。博士(科学)。

《講演者からのメッセージ》
テーマを変え、ここ数年行わせていただいているラウンドテーブルになります。ただ話を聞きにCEDECに来るのではなく、自分の環境を皆さんに相談してみませんか?