「餅餅」(「Hey! もち」と読みます)は,餅つき体験を提供するVR作品です.杵で餅をついたときのリアルな感触を提示するとともに,餅米から餅へと変化していくに従って弾力が増したり,餅が杵にくっついて伸びる様子を再現します.
体験者の方には,HMDを装着した上で杵デバイスを持っていただき,HMDに表示される臼の中にある餅をついていただきます.最初のうち,餅はあまり粘りがなく伸びませんが,ついていくうちに伸びが増すようになります.現実の餅よりもたくさん伸びるように設定してありますので,VR世界ならではの伸びる餅をお楽しみください.杵を水につけると餅が杵にくっつきにくくなります.
※ 本招待セッションは、(IVRC, International collegiate Virtual Reality Contest)とのコラボレーション企画セッションとなります。
本作品は,日本バーチャルリアリティ学会主催の第25回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト (IVRC 2017) で総合優勝した作品です.
国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト 公式サイト: http://ivrc.net/
講演者プロフィール
森 湧翔
名城大学理工学研究科情報工学専攻柳田研究室所属修士1年.
《講演者からのメッセージ》
日本伝統文化である餅つきをVRで再現しました.
エンタテインメント性を含む餅つきVRを是非ご体験ください!!
渡辺 久馬
名城大学理工学研究科情報工学専攻柳田研究室所属.IVRC2017 「餅餅」チームリーダー.
《講演者からのメッセージ》
最近では体験の機会が減ってしまった日本の伝統文化「餅つき」を,VRでぜひ体験してください.
岩田 将幸
経歴:
加納高等学校卒業。
名城大学 理工学部 情報工学科卒業。
名城大学 理工学研究科 情報工学専攻 修士1年。
《講演者からのメッセージ》
楽しい楽しい餅つき体験しませんか?
柳田 康幸
1990年東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.同年東京大学先端科学技術研究センター助手,1997年同大学院工学系研究科助手.2001年(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)研究員,2003年同主任研究員を経て2005年名城大学理工学部情報工学科教授,現在に至る.博士(工学).VRやARの五感展開に取り組んでおり,最近は特に聴覚,触覚,嗅覚のAR化に興味を持っている.「嗅覚ディスプレイ-におい・香りのマルチメディアツール-」(章執筆),HCI Beyond the GUI(章執筆)などを担当.2018年日本バーチャルリアリティ学会理事.
《講演者からのメッセージ》
リアルな触感を追求するため,あえて汎用のVRとせず物理的な素材を採り入れたVR作品を展示します.餅つきのリアルな触感と同時に,リアルではありえないVR餅つきならではの演出をお楽しみください.