さいたまスーパーアリーナでの1万人規模のライブから、小規模なトークイベントや対談生放送まで。
バーチャルキャラクターが「生」でリアルなお客様に反応しパフォーマンスを行うイベントを数多くこなしてきたドワンゴのエンジニアが、イベント規模や環境ごとにどのような技術を用いてどう実現してきたのか、その裏側の技術を事例とともに具体的に紹介します。
イベント規模や内容によって異なる課題と、それをどう解決したのか。遠隔地からのライブステージ出演、生放送カメラによるAR合成と現地観客への映像提示の共存、キャラクターアクターが自然に応答するための工夫とそのためのスタジオなど、リアルイベントに特化した技術課題について担当エンジニアが直接解説いたします。
講演者プロフィール
岩城 進之介
動画・生放送の配信やコンテンツ制作、「ニコニコ超会議」などの大型イベントを実施するドワンゴにおいて、各種AR・VR・放送技術・イベント演出のシステム開発を担当している。360度LED画面の没入型映像ライブ施設「ニコファーレ」でのネット連動演出システムやARライブシステムの開発、2014年に小林幸子のコンサートをOculus Riftで視聴する世界初のVRライブ配信の実施、Gear VR向けアプリniconico VRの開発、紅白歌合戦での小林幸子 コメント演出や中村獅童・初音ミク共演の新作歌舞伎「超歌舞伎」演出システム、VTuber関連イベント・生放送システムなど。
《講演者からのメッセージ》
一発勝負のライブイベント。作るのもオペレーションするのも、そしてトラブルに対応するのも総合力を求められるとても面白い世界です。そのなかで、普段どのようなことを考えながらシステムの設計をしているのか、が伝わればと思います。