このセッションではロサンゼルスでプロデューサー・作曲家エージェントとして活躍する備氏をお招きして、ハリウッドにおけるシネマティックな音楽演出をゲームに取り込む手法、思想、アプローチを具体例を挙げながら、そのクリエイティブに迫ります。明確なビジョンを持つ大切さ、コンセプトを形にしていく過程で如何にして「オリジナリティ」が生み出されていくのか?またオリジナリティとは何かという本質を明らかにします。このセッションを通じて次世代のゲームミュージック表現に繋がるアイディアを皆さまと共に得たいと思います。
講演者プロフィール
備 耕庸
TEDDIX MUSIC代表。鹿児島出身。ロサンゼルスにレコーディングエンジニアを目指して渡米。加州大学ノースリッジ校で音楽ビジネスを専攻後、ハリウッド大手映画作曲家エージェンシーSOUNDTRACK MUSIC ASSOCIATESに入社。映画やテレビを中心として活動している作曲家を『アンチャーテッド』や『ファークライ』などの海外のゲーム作品に紹介する。2011年に米国法人TEDDIX MUSICを設立。海外作曲家との音楽制作、海外アーティストとのオリジナル楽曲制作、世界各地でのオーケストラ収録、海外エンジニアとのミキシング、オリジナルKONTAKTインストゥルメントの開発、海外サウンドデザイナーやフォーリー・アーティストとの効果音制作などを行う。音楽制作参加作品『バイオハザード7』『Kingsglaive: Final Fantasy XV』。効果音制作参加作品『いぬやしき』『シャドウバース』など。
《講演者からのメッセージ》
海外ゲーム・ハリウッド映画の音楽制作手法をご紹介させて頂きつつ、皆様と意見交換をすることで、次世代のゲームミュージック表現についてのインスピレーションを共に得られたらと願っております。ご質問やご意見を頂けるのを楽しみにしております。
岸 智也
株式会社カプコン サウンドプロダクション室 室長。2001年、カプコンにサウンドデザイナーとして入社。サウンドディレクターとして従事した『ロストプラネット』シリーズや『ドラゴンズドグマ』では、海外の音響制作会社とのコラボレーションを積極的に進め、ゲームオーディオに新たな制作ワークフローを持ち込んだ。制作と並行して産学連携によるインタラクティブリバーブや3Dオーディオの研究開発にも携わり、CEDECはじめ、GDC、AES、音響学会等、国内外で登壇を行う。2012年よりマネジメント業務に移行し、"世界一クリエイティブな職場環境作り"を日々模索している。
《講演者からのメッセージ》
このセッションではモデレータとして登壇します。ハリウッド映画の音楽制作方法を、ハリウッド音楽界のスペシャリスト・備さんに色々とお話を伺おうと思います!