このセッションでは写真から3Dモデルを製作する「フォトグラメトリー」と呼ばれる技術を
ナンバリング最新作「バイオハザード7」での製作事例と共に解説致します。
「バイオハザード7」では、VRでのホラー体験を最大限楽しんで頂くために写実的な人物表現、現実感と説得力のある環境の制作に取り組んできました。そのワークフローの一部であるPhotogrammetryを「バイオハザード7」での具体例を用いながら解説致します。
大量のリソースを高い品質で統一するためのアートディレクション、ワークフローなど、弊社の取り組みが少しでも聴講者の皆様と共有出来れば幸いです。
講演者プロフィール
黒籔 裕也
1977年、岡山県出身。様々な会社を経て2009年にカプコン入社、以降は主力フランチャイズ「バイオハザード」シリーズを中心に様々な分野で活躍中。2012年にはカプコン初の3Dスキャンスタジオを創設しスタジオディレクターも兼任。カプコンのアートワークと次世代開発技術を牽引している。キャリア20年目。キガツケバベテラン。
《講演者からのメッセージ》
みなさん、こんにちは。ついに発表されたバイオハザード7。弊社ではこのタイトルのために様々な検証や取組を行ってきました。今回はその一つであるPHOTOGRAMMETRYというなかなかキャッチーな技術をお話させて頂きます。
遠藤 和幸
2012年カプコン入社。リードエンヴァイロメントアーティスト。
本作ではリードアーティストとして背景アセット制作とアウトソーシングのディレクションも任されている。
さらに、テクニカルアーティストとして考案したPhotometricStereoのリグシステムを導入しカプコン全体のグラフィッククオ
リティ向上に大きく貢献。
Photoscanを使用したプロップスは、人形や食品といった物を担当
海外取材における現地の環境設営など多岐にわたる。
対象物に最適な撮影方法をつねに検証し実践しているプロフェッショナル。
業務で使用しているツール:Maya,ZBrush,3D-Coat,PhotoScan,Marvelous Designer,Substance Designer,Photoshop
《講演者からのメッセージ》
写真からNormalMapを抽出するPhotometricStereoを紹介できればと思っています。