新規コンテンツ開発のための資金調達は、どこにチャンスが眠っているのだろうか。イノベーションは、常に新しいものが登場した後、どうなるのか流れが見えない数年間に爆発期を迎え、高度な成長を引き起こしていく。しかし、ビジネスのルールはその間に確定し、市場の状況は確定する。自らが市場のなかで、どこに位置しているのかを的確に理解し、自らの強みを戦略的に活かしていく必要がある。
資金の流れの変化を理解し、エンジェル的な存在として、そのチャンスを支援するブレークスルーパートナーズの方に、現在の資金の流れを説明していただきながら、今の市場のチャンスを考える。
講演者プロフィール
赤羽 雄二
東大工学部を卒業し、コマツでのダンプトラック開発6年間、スタンフォード大学大学院留学、マッキンゼーでの経営改革コンサルティング14年間を経て、2002年ブレークスルーパートナーズ共同創業。
日本発の世界的ベンチャーを1社でも多く育てるべく、広範囲に活動中。ブログ上でも人気の総務省「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」を森広弘司と執筆。
森広 弘司
富士通の半導体部門にて海外の顧客・提携先とのビジネス開発を担当。その後米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルTechfarm社にパートナーとしてハイテクベンチャーの創業前から上場後に渡り経営支援・事業開発・資金調達に従事。2002年に日本発で世界競争力のあるベンチャーの創業・経営支援に注力するためブレークスルーパートナーズを共同創業し、ベンチャー企業数社の創設、経営、事業開発に深く関わる。
(モデレータ) 新 清士
1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲーム会社で営業、企画職を経験後、ゲームジャーナリストに。
ゲーム開発者を対象とした国際NPO、国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。東京大学ゲーム研究プロジェクト共同代表。
他に、立命館大学大学院政策科学研究科講師。デジタルエンタテイメントアカデミー講師。
著書に『「侍」はこうして作られた』(新紀元社)。最近の原稿に「オンラインゲームの歴史・分類」(『2005オンラインゲーム白書』メディアクリエイト)