国内外のゲーム開発では、フォトリアルグラフィックスという1つのパラダイムシフトを迎えるにあたり、アーティストは物理ベースシェーダーやリニアライティングなど、技術的に新しいソリューションを手に制作を進めることになります。
しかし、アーティストが根拠をもって正しくデータを作りあげるための一貫したワークフローを確立するには、多くの壁が立ちはだかります。
例 えば、リニアとは何なのか?ライトの値はどう決めるのか?アルベドテクスチャなどは、どう制作すれば適正なのか?といった、よく起こる疑問や問題を解決す るため、弊社カプコン・テクニカルアーティストの研究開発によって独自に導き出した、「アーティストための、カメラベースによる適正なフォトリアルデータ 制作ワークフロー」を紹介します。
講演者プロフィール
橋口 智仁
映像系プロダクションや放送局にてCMや映画のCGI・VFX制作の経験を経て、ゲーム開発にアーティストとして携わる。
現在、株式会社カプコンに在籍。
テクニカルアーティストとして、先進的なグラフィック技術の開発を行いつつ、複数のゲームタイトルのアーティストに関する開発体制のディレクションに従事。
傍ら、ツールプログラマとして、レベルエディタなどのゲームツール開発、DCCツールのシェーダーやSDKを利用したプラグイン開発などにも携わる。
著書に
AUTODESK MAYA オフィシャルトレーニングブック
3ds max 7 パワー・クリエイターズ・ガイド
CGWORLD|ワークスコーポレーション 特集記事 など
《講師からのメッセージ》
村岡 伸一
2009年にカプコン入社。
マーケティングアーティスト、リードアーティスト、アートディレクターを経て、現在テクニカルアーティストとしてフォトリアルグラフィックスの検証、プロジェクトにおけるアーティスト開発体制の先鋭化に従事。