「楽しさ」の設計と評価~我々はどこで失敗し,どこへ向かうのか

タグ:
日時:
2014年09月03日(水)11時20分〜12時20分
形式: 招待セッション
受講スキル:
興味のある方であればどなたでも受講可能です.
受講者が得られるであろう知見:
学術的知見のエンタテインメントへの応用・エンタテインメント評価の実際
セッションの内容

「(より)良いエンタテインメントをデザインしたい」という目的に即しつつも異なる見地に立つ開発現場と学術世界を対比させつつ,エンタテインメン ト・デザイン方法論を
(1)一般化された学術的知見のエンタメへの応用
(2)価値を一般化するエンタメの評価
の2側面から議論します.

【本セッションは、情報処理学会 EC研究会とのコラボセッションとなります。】


講演資料

  • C14_251.pptx

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講演者プロフィール

倉本 到

倉本 到
所属 : 京都工芸繊維大学
役職 : 大学院工芸科学研究科<br>准教授,情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会 主査

京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科准教授.情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会主査.同研究会設立時からのメンバーで,学術会議であるエンタテインメントコンピューティングシンポジウムにおけるデモ発表セッションを一般に開放するなど,EC分野の研究やその成果をを積極的に一般の方々に伝えていこうと考えています.


《講師からのメッセージ》


初参加であることもあり,大学や学界の(ごく普通の研究者の)話がどこまで参加者のみなさまと相互理解できるのか,あるいは互いのわからないところがどれだけ明らかになるか.全く未知数ですが,新しい刺激と{現場|学術界}の感覚を少しでも体感and共感できればよいと思っております.

藤井 叙人

藤井 叙人
所属 : 関西学院大学大学院 / 日本学術振興会特別研究員DC2
役職 : 片寄研究室<br>博士後期課程学生

関西学院大学大学院 理工学研究科 修士課程修了.2009~2012年 株式会社 野村総合研究所 勤務を経て,現在,関西学院大学大学院 理工学研究科 博士課程在学.片寄研究室.短期的に,電気通信大学大学院 伊藤毅志研究室に滞在中.日本学術振興会特別研究員(DC2).研究テーマ「ビデオゲームAIにおける人間的で親しみやすい行動戦略の自動獲得」.


《講師からのメッセージ》


ショートセッション(AC,GD):ゲームAIの「人間らしい」振る舞いの自律的獲得とその構成要素の検討
パネルディスカッション:「楽しさ」の設計と評価~我々はどこで失敗し,どこへ向かうのか~
の2つのセッションで発表をさせていただく予定です.ショートセッションでは私のメインテーマである,「人間らしい」ゲームAIを自律的に獲得するための方法論の紹介を,パネルディスカッションでは,「楽しさ」や「人間らしさ」といった主観的なものを評価する際の難しさを実験例を挙げて議論をしようと思っています.
私の発表をとおして,ゲームデベロッパーの皆様には,ご自身の現場で活かせるアイディアのヒントとなるような知識を持って帰っていただければ幸いです.同時に,皆さんの実務経験に基づく貴重なアドバイスをいただければ,非常にありがたいと考えています.

簗瀬洋平

簗瀬洋平
所属 : Unity Technologies Japan
役職 : リード・ゲームデザイン・リサーチャー

1995年よりゲーム開発に携わり、「ワンダと巨像」「Folks Soul 失われた伝承」「魔人と失われた王国」などのプロジェクトに参加。2012年よりゲームデザイン研究者に転身し、「誰でも神プレイできるシューティングゲーム」にてWISS2013対話発表賞受賞。エンターテインメントコンピューティング2014にて学会参加者全員でプレイするオーガナイズドゲームのデザインを担当。


《講師からのメッセージ》


ゲーム研究には様々なアプローチがありますが、実際にデモ用ソフトウェアを作成し、体験をしてもらう工学的手法での研究を行っています。アカデミックに存在する様々な知見をゲーム開発の世界に届け、ゲーム開発のノウハウをアカデミックに紹介し、両者の架け橋になれるよう頑張っていきたいと思います。

片寄 晴弘

片寄 晴弘
所属 : 関西学院大学
役職 : 理工学部<br>教授

音楽を中心としたエンタテインメントコンピューティングに関する研究を行っています。
CEDEC関係では以下の登壇があります。
http://cedec.cesa.or.jp/2008/contents/prg/ac_12.html
http://cedec.cesa.or.jp/2009/contents/prg/pg_ac3011_2.html
http://cedec.cesa.or.jp/2011/program/SND/C11_I0004.html


《講師からのメッセージ》


「楽しさ」の研究に関する失敗談、制作系のお仕事に研究としての視点を加える際の工夫について語りたいと思っています。