工程の手戻りを最小限に 2Dゲーム開発におけるエンジン活用の傾向と対策

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日時:
2014年09月03日(水)14時50分〜15時50分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
小規模チームで、スマホ向け2Dゲーム開発に関わるプログラマ<br />幅広いユーザーに向けたスマホ向け2Dゲームの開発者
受講者が得られるであろう知見:
2Dゲームエンジンを正しく選択するための手がかりと、性能見積をするための実際的な情報(テストアプリのソース付)が得られます。
セッションの内容

ゲームエンジンを活用して2Dゲームアプリを開発する際に、事前の調査をしっかり行うことで、手戻りを起こさないための情報を提供します。

●2Dゲームエンジン概観
2Dゲームエンジン全般を比較し、Unity2D、Cocos2d-x については、その特徴を掘り下げます。
●2DゲームエンジンTips
Unity2D、Cocos2d-x上で2Dゲームを開発する際のTipsをご紹介します。
●2Dゲームエンジンと端末毎の処理性能を比較
Unity2DとCocos2d-xで動作する同じ仕様のアプリを使い性能比較を行います。
また、端末の性能によりアプリで実行可能な処理は大きく左右されるため、ローエンドからハイエンドまでの端末毎の処理性能を比較します。
ソースコードは公開して、受講者があとで自分の手元で再現試験ができるようにします。


講演資料

  • C14_122.pptx

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講演者プロフィール

小高 輝真

小高 輝真
所属 : 株式会社ウェブテクノロジ
役職 : 代表取締役<br>元プログラマ、元テクニカルライタ

株式会社ウェブテクノロジ、コミPo! 製作委員会LLP代表。
CEDEC運営委員 スポンサープログラムWGリーダー。
大学在学中から「プロセッサ」誌・「The BASIC」誌(技術評論社)、他にて連載記事などを執筆。著書に「PC-9801スーパーテクニック」(アスキー)、「コンピュータの名著・古典 100冊」(インプレス)他。慶應義塾大学、中央大学にて非常勤講師。
1991年にウェブテクノロジを設立。運命に導かれ、気がつくと日本では数少ないゲームツールメーカーになっていました。GameBusiness.jp「OPTPiXはこうして生まれた!ウェブテクノロジ設立物語」 http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=9662 で生い立ちを細かくお話しています。


《講師からのメッセージ》


「クリエイターを笑顔に。」を合い言葉に、ウェブテクノロジはOPTPiXシリーズを世に送り出しています。
ゲームクリエイターには、面白いゲームを作ることに集中してもらいたい。ツールを使って面倒なことをラクにしてもらい、という思いでOPTPiX iméstaやOPTPiX SpriteStudioを開発しています。
この講演でも、面倒な調査やテストを我々が肩代わりすることで、無駄な手戻りを最小限にするための情報を提供したいと考えています。
CEDECというのは、ゲーム業界の全体最適を進める場だと思っています。その場を借りて、日本のゲーム産業の発展に少しでもお役に立てたら、とても嬉しいです。

東田 弘樹

東田 弘樹
所属 : フリーランス
役職 : プログラマ

ゲームボーイの時代頃よりゲームプログラマとして従事。
フリーランスになってからゲーム以外のプログラム開発案件にも関わりつつ
最近はゲーム開発を支援する裏方として、ツール開発などに従事しています。


《講師からのメッセージ》


ゲームエンジンと言えば3Dを扱うものが主ですが、
最近では2Dゲーム開発においても採用することのメリットが増してきています。
皆さんに有益な情報をお届けできるよう努めたいと思います。