次世代テクノロジーにより、ゲームの世界観はよりダイナミックな内容とともにますます巨大になりつつあります。そしてそのような中、より素早いインタラクションは開発者にとって重要さを増して来ました。オクルージョンカリングは描画パフォーマンスを最適化する効果的なメソッドであり、最終的な描画に影響を与えないような隠れたオブジェクトを削除することで描画パフォーマンスを劇的に上げることができます。
本セッションでは、アルゴリズム、 特にシーンのボクセル化された描画を基にポータルの最小数をあらかじめ計算することを目的に強化されたアルゴリズムに焦点をあててお話します。非常に複雑なシーンは、ボクセルの解像度を減らすことによって処理することができます。また私たちは、壮大なMMOの世界で大規模な環境をサポートするために、オクルージョンカリングデータのページイン、ページアウトを可能にするストリーミングソリューションを提供しています。Umbra3は、数千万ものオブジェクトが使用されるような、巨大で高密度なストリーミングゲームレベルを特徴とする次世代ビデオゲームの要件に最適化されています。Umbraはその高度な可視性ストリーミングで、大幅にオブジェクトごとのオーバーヘッドを軽減し、次世代のゲームで必要とされる大量のデータの処理が可能にします。
このソリューションは、マルチスレッド環境(PS3など)や限られたCPUの機能(例えば、iPhoneなどのモバイルデバイスなど)を持つデバイスに最適です。複数の深さのクエリから生じるGPUのストールも便利な低解像度のソフトウェアを使用することによって回避されます。
講演者プロフィール
テッポ ソイニネン
オクルージョンカリングによるレンダリング最適化に特化した企業アンブラソフトウェア社のCOO。 アンブラ社以前は、NVIDIAとHybrid GraphicsでソフトウェアエンジニアとしてラスタライザーやGPUドライバなどのデザイン、開発などで活躍していました。テッポはTampere University of Technologyにてリアルタイムグラフィックスの研究もしています。
Teppo Soininen is the chief operating officer and one of the owners of Umbra Software, which is a a company focusing occlusion culling rendering optimization. Prior to Umbra Software Teppo has worked as a software engineer at NVIDIA and Hybrid Graphics designing and implementing rasterizers and GPU drivers. Teppo has also done real-time graphics research at Tampere University of Technology.