リアルタイムPtexとベクターディスプレイスメント

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日時:
2012年08月22日(水)13時30分〜14時00分
形式: ショートセッション(30分)
受講スキル:
プログラマーまたは最近のグラフィクスハードウェアに詳しいテクニカルアーティスト。シェーダープログラミングとテクスチャーフィルタリングの概念について理解できる必要があります。
受講者が得られるであろう知見:
Ptexをリアルタイム用途に実装する方法と、それがオーサリングパイプラインのどこに収まるのかを理解できます。また、シームレスなベクターディスプレイスメントなどの具体的な利点についても把握できます。
セッションの内容

Ptex は小型の独立したテクスチャとポリゴンメッシュの各面を関連付けるテクスチャマッピングシステムで、元々はプロダクションのレンダリングにおいてアセット製作コストを削減するべく Walt Disney Animation Studios により開発されました。「UV 不要」のテクスチャシステムであるため、従来のテクスチャマッピングで起きていたシーム (継ぎ目) の問題が発生しません。本講演ではPtexをリアルタイム用途に適応させる方法、そしてDirectX11ハードウェア上でのシームレスなディスプレイスメントマッピングを実現する方法について発表します。


講演資料

  • 233_CEDEC2012_ptexTakahiro.pdf

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講演者プロフィール

原田隆宏

原田隆宏
所属 : Advanced Micro Devices, Inc.
役職 : Office of the CTO

Takahiro Harada is a researcher in AMD's office of the CTO where he is exploring the possibility of GPU computing, mainly focusing on application to physics simulation. Before joining AMD he engaged in research and development on real-time physics simulation on not only PC but also game consoles at Havok. Before coming to industry, he was in academics as an assistant professor at the university of Tokyo where he also earned his Ph.D. in engineering.
原田隆宏は、AMDのCTO総長室のリサーチャーであり、GPUコンピューティングの実現性においてその可能性の追求に勤しんでいます。主には、フィジックスシミュレーションに対するアプリケーションにその焦点を当てています。以前は、Havokにて、PC上だけではなく、ゲームコンソール上でのリアルタイムフィジックスシミュレーションの研究、開発に携わっていました。現在の開発分野に携わる前は、東京大学にて助教授を努めていました。同校にては、エンジニアリング分野で博士号を取得しています。