連続攻撃アクションと多人数格闘アクションのアニメーションデザインレシピ ~中国武術実演をそえて~

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日時:
2026年07月22日(水)11時10分〜12時10分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
・デモリールの格闘アクションに凝りたい学生の方 ・格闘アクション系アニメーション表現の説得力、発想力、構成力を高めたい3Dアニメーターの方 ・インゲームの格闘アクションシーンでの立ち回りを工夫したいゲームデザイナーの方
受講者が得られるであろう知見:
・中国武術アクション(素手、武器)のメカニズムを解剖学・バイオメカニクス的に理解し、動作の説得力がある格闘アクションアニメーション表現に応用するコツ ・資料の有無にかかわらず動作の繋がりに無理がないスムーズな連続攻撃と複数キャラクターのバトルシーンアニメーションを制作するポイント
セッションの内容

「攻撃アニメーションのポーズや移動量を誇張してスピードの緩急も極端につけているのに、いまいちカッコよくならない」
「正直、自分で実演できない長い武器や重い武器の攻撃動作表現のポイントがよくわからない」
「殺陣アクションの資料動画をトレースして制作できるけど、自分で発想して構成できるようになりたい」

本セッションでは、そんな3Dアニメーターの方々向けに、人型キャラクターが『武術の技や武器を使う連続攻撃アクション』や『1対1、1対多で対峙する格闘アクション』のアニメーションを制作するために役に立つノウハウを、リアルを理解した上で誇張演出すると応用が効き説得力も増すという立場で、中国武術指導者の現地実演と解剖学・バイオメカニクスの初歩的解説を交えて紹介いたします。


講演資料

  • CEDEC2026_20260722_11001210_アクションレシピ_pdf版.pdf
  • CEDEC2026_20260722_11001210_アクションレシピ_実演動画.zip

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講演者プロフィール

石黒 正隆

石黒 正隆
所属 : 個人

株式会社ナムコ(現・株式会社バンダイナムコスタジオ)に企画として入社後、”モーション企画”として初期『鉄拳』『ソウルキャリバー』シリーズでゲームデザイン、モーション(アニメーション)デザイン&ディレクションを兼任。その経験から『アーバンレイン』を立ち上げる。
『デッドストームパイレーツ』『STAR WARS:BATTLE POD』の製品コンセプト開発にも携わる。

株式会社Aiming台湾スタジオ在籍時には企画とモーションの人材育成、モーション監修、大学講師などに従事。
その後、現地企業で3D育成RPGアプリの開発監修も。
2025年CEDEC登壇(インゲームアニメーション、メンタルヘルス)。

《講演者からのメッセージ》
#### {
近年はアニメーション制作に役立つ情報や多種多様なリファレンスを入手しやすい反面、初級者に求められるレベルも高くなっているように感じます。皆さんスゴイですよね。
}

#### アクションとリアクション:やられアニメーションデザインレシピ ~バイオメカニクス風味を加えて~ {
本セッションでは、攻撃アニメーションを魅力的に演出するためにも重要なやられアニメーションにスポットライトを当て、中級者以上の方にとっては当たり前かもしれない制作のコツを、初級者の方ややられアニメーションを発注・監修するゲームデザイナーの方にもわかりやすく整理し、画像、動画、実演とともにお話しさせていただきますのでお気軽にご参加ください。
}

#### 連続攻撃アクションと多人数格闘アクションのアニメーションデザインレシピ ~中国武術実演をそえて~ {
本セッションでは、超能力的高速アクション、カメラワーク、モデル変形等によるアクション演出は取り上げませんのでご了承ください。中国武術家による実演(素手、武器)とメカニズム解説、連続攻撃アクションを構成するポイント等をお話しさせていただきますので、初級3Dアニメーターの方やインゲームの1vs多バトルの魅せ方を工夫したいゲームデザイナーの方もお気軽にご参加ください。
}

佐藤 太一

佐藤 太一
所属 : (株)サイワ
部署 : 燕武館
役職 : 館長

中国留学中の7年間、山東濱州少林派燕青門七代目伝人『郭会破』に師事し、燕青拳/八極拳/形意拳/各種器械術/等を学ぶ。香港国際武術節八極拳部門準優勝/刀術部門第四位(苗刀で参加)。上海体育学院運動科学科卒。師の勧めもあり帰国後『燕武館』という武術道場を開く。
現在は自身のYouTubeチャンネルにて格闘ゲーム『鉄拳』シリーズをプレイヤーとして楽しむ様子を配信する傍ら、モーションソムリエ(自称)として武術家目線でキャラクター動きの美しさや醜さを解説するモーションテイスティング配信や、生身でそれらのモーションを再現或いは改善案を表現する動画等を投稿している。

《講演者からのメッセージ》
モーションを外から『結果』として分析模倣するだけでは内的な『原因』と『過程』に対する理解が曖昧なままで、オリジナリティのある美の演繹的創造が困難であると感じていらっしゃる方に向けて「何故その動きは美しいのか/醜いのか」というあらゆる門派に共通する武術的審美感覚をなるべく分かりやすく言語化/実演致します。
それは一切の無駄を削ぎ落とす『機能美』だけでなく、無駄の美学ともいえる『外連味』の表現にも通ずる我々にとって重要な視点ですので、デザインに自信が無い時の指針の一つになれば幸いです。