日本が舞台の『Forza Horizon 6』。しかし奥深い日本の文化を「らしさ」として画面に落とし込むのは、資料やリファレンスだけでは辿り着けない領域です。本講演では、Cultural Consultant(文化アドバイザー)として日本人スタッフが一人もいないイギリスのスタジオ、Playground Gamesの開発チームと伴走した立場から、文化監修の実務を具体的に振り返ります。現地調査で開発スタッフが初めて肌で感じ取った日本の空気感、ゲームデザイン・ビジュアル・サウンドをめぐる無数の小さな判断の背景まで——「本物らしさ」のある日本をどのようなプロセスでゲームに落とし込んだのか、実例を交えながら語ります。
講演者プロフィール
山下 恭子
1997年株式会社スクウェア(現スクウェア・エニックス)の北米支社Square Soft, Inc.に入社。「ファイナルファンタジーVII ~ XI」「キングダムハーツ」などのマーケティング・PR、「ファイナルファンタジー」初の海外オーケストラコンサートをプロデュース後、2004年にXSEED Games(現Marvelous USA, Inc.)を共同設立。2006年に独立し、日本と海外を繋ぐビジネス・クリエイティブコンサルタント、プロデューサー、通訳として活動を続けている。近年ではEnhanceでパブリッシング全般を担当し、Forza Horizon 6のCultural Consultant (文化アドバイザー) を務めた。
《講演者からのメッセージ》
「文化監修って実際何をするの?」「いつプロジェクトに入ってもらうべき?」「どこまで関与してもらうもの?」——そんな疑問を一度でも持ったことがある方には、特に響く内容になると思います。日本人スタッフが一人もいないチームが、どうやって「日本らしさ」を作り上げたのか。単なる「チェックリスト」ではなく、開発のあらゆる意思決定に文化的視点をどう組み込むか——その実践的なプロセスを、具体的な例を通してお話します。


