AI画像認識を活用したゲーム内決済処理検証の自動化
受講スキル
・QAまたはゲーム開発実務の経験(年数不問) ・業務効率化やAI導入を、組織の壁を越えてスピーディに推進したいという意欲のある方 ・テスト自動化に興味がある方 ・LLM(大規模言語モデル)の実務活用に関心がある方
受講者が得られるであろう知見
■従来のテスト手法に対するAIの優位性 ・従来テスト手法の課題 ・解決策としてのAIの強み ■AIを用いた決済処理検証自動化の仕組み ・Gemini Live APIを活用したリアルタイム画面認識と操作自動化の技術的詳細 ・マルチプラットフォーム対応のハードウェア・ソフトウェアアーキテクチャ ■決済処理検証自動化の効果 ・QA工数削減の定量的な効果 ・初期投資と運用コストのバランス ■決済処理検証自動化の運用手法 ・QA主体での運用・保守を実現するためのGUI化とCLIツール設計 ・非エンジニアでも使いやすいシステム設計のポイント ■AI導入における開発ノウハウ ・QAとエンジニアが協働する開発フローの設計 ・開発中に直面した課題(環境差異、接続安定性)と解決方法
セッションの内容
ライブサービスゲームにおける決済処理検証は、ショップ表示の正確性や購入後のアイテム付与の正常性を確認する重要な品質保証プロセスです。しかし、iOS・Android・Windowsなど複数プラットフォーム、複数言語(日本語・韓国語・繁体字)に対応する決済処理検証は、工数が大きい割にバグ検出率が低く、費用対効果の面で課題を抱えていました。
本セッションでは、Google Gemini Live APIを活用した次世代の自動検証システムについて解説します。
開発プロセスにおいては、QA(品質保証)とエンジニアがどのように連携し要件定義から保守運用までの役割を分担したかという組織的な知見も共有します。また、現場ならではの泥臭いトラブルシューティングや、APIコストを考慮した費用対効果についても赤裸々に共有します。
1. 導入
・ライブサービスゲームにおける決済処理検証の特殊性と重要性
2. 背景と課題
・決済処理検証を対象にした理由やAIを活用した理由について
3. 自動化の概要と開発の流れ
・決済処理検証自動化の概要
・「AIに任せる範囲」と「人間が担保する範囲」の切り分け
・QAとエンジニアの共同開発フロー
・QAとエンジニアの越境チームによる開発プロセス
・要件定義からデバッグ、運用・保守までの役割分担
4. 仕組みの説明
・AIを用いた動的検証システムの仕組み
・Gemini Live APIによるリアルタイム画面認識と操作決定
・ハードウェア構成とソフトウェアアーキテクチャ
・ワークフローエンジンによる複数タスクの順次実行
5. 課題と解決方法
・環境差異、運用者のスキルレベルへの対応
6. 自動化の効果
・QA工数削減効果の定量評価
・ハードウェア・API費用を考慮した投資対効果
7. 課題と今後の展望
・iPhoneミラーリングの接続安定性など現在の課題と今後の展望
講演資料
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講演者プロフィール
プロフィール
2022年にグリー株式会社(現グリーホールディングス株式会社)に入社。QAエンジニアとしてテスト自動化を推進。
◆過去の講演
「実機ビルドのエラーによる検証ブロッカーを0に!『ヘブンバーンズレッド』のスモークテスト自動化の取り組み」- GREE TECH CONFERENCE 2024
《講演者からのメッセージ》
QAが定常業務に追われる中で、プログラミングを学び、自動化を自力で実装するのは容易ではありません。
QAが持つドメイン知識と、エンジニアの技術力をどう掛け合わせ、組織として自動化を定着させていくか。現場での試行錯誤から得た知見をお伝えします。
自動化を模索している方々の参考になれば幸いです。
プロフィール
2020年にグリー株式会社(現グリーホールディングス株式会社)に入社。サーバーエンジニアとして、ヘブンバーンズレッドをはじめ、複数のプロジェクトのバックエンド開発に携わる。近年は生成AIを活用した開発者向けツールの設計・実装を行い、「これ、AIに任せたら面白いんじゃないか?」を日々実験中。
◆過去の講演
「安く・手軽に・現場発 既存資産を生かす Slack×AI 検索 Bot の作り方」- GREE TECH CONFERENCE 2025
「ヘブンバーンズレッドのセーブシステムについて 〜 プレイヤー体験の向上と開発イテレーションの高速化の両立」- CEDEC 2022
《講演者からのメッセージ》
テストプレイをAIに任せたい ── 開発者なら一度は思い浮かべるこのアイデアを、実際にどう形にすればいいのか。その「なんとなくできそう」を、具体的な手順と工夫の例を交えながらお話しします。実際に運用している現実的なアプローチを中心にご紹介しますので、「明日から自分のプロジェクトでも試してみよう」と思っていただけるきっかけになれば嬉しいです。