テスト自動化環境の運用で見えた課題と、再設計による解決事例 ~テスト回数、端末台数、テスト内容、プラットフォームのスケールアップ事例~

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日時:
2026年07月24日(金)11時10分〜12時10分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
必須 - テスト自動化を効率化するツールの開発、導入、運用に興味のある方 - モバイル端末(iOS / Android)実機を用いたテストの自動化に興味のある方 - テスト自動化環境の運用に関わっており、テスト実行回数・端末台数・成果物管理のスケールに課題意識がある方 - CIやテスト自動化環境を継続的に運用をしつつ、機能を増やしたい方 有ると好ましい - Jenkins などの CI を使ったビルド・テストに関する知識 - iOS / Android 実機テストや、モバイル向けテスト運用に関する知識 - C# を使った開発経験
受講者が得られるであろう知見:
- CI とテスト実行制御の責務分離に関する設計事例 - 長期運営タイトルにおける、テスト自動化環境の課題とその解決事例 - モバイル端末実機テストを自動化環境に段階的に組み込むための現実的なアプローチ - OBS Studio を用いた実運用中の録画・成果物管理の構成と、AVoIP(Audio Video over IP) を用いた今後の改善に向けた検討
セッションの内容

本講演では、長期運営中の Unity 製対戦アクションゲームを対象に、テスト自動化環境を運用しながら段階的に拡張してきた実践事例を紹介します。
既存の CI 環境や開発フローを大きく変更できない制約の中で、CI からテスト実行制御や成果物管理の責務を切り離す設計へ移行し、運用負荷を抑えつつスケールさせてきました。
講演では、テスト実行回数の増加に向けた実行制御の見直し、端末台数増加に伴うログ・結果・成果物の集約とライフサイクル管理、複数端末による E2E テストへの対応など、運用の中で直面した課題とその対応を具体的に紹介します。
あわせて、モバイル実機テストを自動化環境へ組み込む際の構成や、OBS Studio を用いた録画・成果物管理の実例、今後の改善に向けた検討についても取り上げます。


講演資料

  • CEDEC2026_SEGA_satonaka_cedil提出用.pdf

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講演者プロフィール

里中 美耶

里中 美耶
所属 : 株式会社セガ
部署 : 技術本部 開発技術部 技術開発セクション

工業高専卒業後、遊技機およびゲーム(コンシューマ、モバイル、ブラウザ)のサウンドデザイン・オーサリングに従事。
その後、業務フロー改善への関心からエンジニアリング領域へ転向し、映像制作会社やテレビ局向けのシステム開発に携わる。
2023年に中途でセガに入社し、業務効率化の一環としてテスト自動化環境の構築および機能追加を担当。
領域にとらわれず幅広く関わる開発スタイルを得意とする。日本の特撮が好き。

《講演者からのメッセージ》
本講演で紹介する技術要素は、特別に新しいものや難解なものではありません。
要件に対して適切にプランを立て、提案し、ニーズに応える形で積み重ねてきたものです。

テスト自動化は仕組みを作って終わりではなく、ゲーム制作の過程に寄り添いながら、運用の中で壊れ、作り直し続けていくものだと考えています。
その試行錯誤の過程が、皆さんの現場のヒントになれば幸いです。

廣島 岳史

廣島 岳史
所属 : 株式会社セガ
部署 : 技術本部 開発技術部 技術開発セクション
役職 : セクションマネージャー

2006年に中途採用で株式会社セガに入社。
アーケード向けの社内ライブラリを開発後、横断的な組織である開発技術部に異動。
家庭用およびモバイルを含む、マルチプラットフォーム向けのミドルウェア開発に従事。
デザイナーやプランナーがGitを容易に扱えるGUIツールや、Unity向けのテスト支援ソリューションの開発に参加。
現在はマネージャーとして、テスト自動化環境および開発基盤の整備を担当。

<登壇歴>
CEDEC 2021 : Android/iOS 実機上での自動テストをより楽に有意義にする為に ~端末管理・イメージ転送・動画記録等の周辺情報のノウハウ共有~
CEDEC 2023 : 運営が始まった後からでも自動テストを導入して自動化したい ~ 実現する為に何を行ったのか、導入までの工程と得られた効果・ノウハウの共有 ~

《講演者からのメッセージ》
テスト自動化環境を継続運用していく中では、規模の拡大に伴い様々な課題が発生します。
本講演では、テスト実行回数・端末台数・テスト内容・対応プラットフォームの増加に伴う制約と、それに対して構成や運用をどのように見直してきたかを整理します
運営中のゲームは日々アップデートされ、それに応じてテスト環境も継続的に更新できる仕組みが重要となります。
自動テスト内容を継続的に拡張しながらも、既存の運用を維持できるシステム構成が求められます。
これらの課題に対してどのような試行錯誤を重ねてきたのかを共有します。
同様の課題を抱える状況において、テスト自動化環境の見直しやスケールを検討する際の参考となれば幸いです。

共同研究・開発者

- 竹原 涼
- 山田 英伸
- 村田 有里