ゲーム業界で長く働いていると、日々の業務に追われるうちに、気づけば「ゲーム・漫画・アニメの世界」だけで物事を考えるようになってしまうことがあります。私自身もその一人でした。しかし、46歳から全く別の分野である「法律」を学び始め、50歳で通信制大学の法学部に入学したことで、思いがけず視野が広がり仕事や日常の捉え方に変化が生まれました。
本セッションでは、ゲーム開発とは直接関係のない領域を体系的に学ぶことで、どのように思考の幅が広がり、結果としてクリエイターとしての判断や発想に良い影響が生まれたのかを、実体験をもとに紹介します。
このセッションは、
•キャリアの後半に差し掛かり、新しい刺激を求めている方
•ゲーム以外の知識を取り入れて視野を広げたい方
•学び直しに興味はあるけれど、一歩踏み出せずにいる方
に向けた内容です。
ゲームの外側にある世界を知ることで、ゲームの内側がより豊かになる。そんな小さなヒントを持ち帰っていただければ幸いです。
講演者プロフィール
河野紀子
アニメーション制作会社を経てゲーム業界へ。スクウェア(現スクウェア・エニックス)、ナムコ〜バンダイナムコスタジオ(社名変更)にて多くの製品に携わる。2024年に退職し、南無三を設立。現在は『鉄拳8』のアニメーション制作に従事しつつ、自社オリジナルコンテンツ『せとうちが〜る』(note連載中)の作画を担当。中央大学法学部通信教育課程にて法学を修め、2026年9月に卒業が決定している。
【過去の講演】
2012「ユーザーに中二キャラクターとしての認知に成功したアニメーション・メソッド ~ゴッドイーターから贈るフィジカル中二論~」
2013「専門職必見!これからクリエイターに必要な力とは ~バンナムで8年間行われたリーダー育成研修~」
《講演者からのメッセージ》
私は中学時代、学年最下位という成績を取り、高校でも勉強には身が入らず、アルバイトと同人誌制作に熱中していました。いわゆる「落ちこぼれオタク」だった私ですが、50歳で大学の門戸を叩きました。
このセッションでは、前半で通信制大学で学んで良かった点を、後半ではクリエイターである自分が法律を学んで気づいたことを紹介します。
“学び始めるのに遅すぎることはない”ということを、実例を交えてお伝えします。


