物理とアニメーションの出会い : Just Cause 2 のキャラクタースタント (Physics meets Animation : Character Stunts in Just Cause 2)

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日時:
2010年08月31日(火)14時50分〜15時50分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
キャラクタープロクラマー(物理計算、モーション、ゲームメカニックス)、テクニカルモーションデザイナー。 モーションシステムと物理計算の基本知識があれば、より良い。
受講者が得られるであろう知見:
参加者は Just Cause 2 のキャラクターアクションとゲームメカニクスを実現するシステムの知見を得ます。キャラクタービヘイビアをより良くするために物理計算結果を利用する方法に関する知見と、ありがちな落とし穴に関する実用的なアドバイスを得られます。プロシージャルに操作されるキャラクタービヘイビアにより、キャラクターの自律感 (awareness) や、環境とのインタラクション感覚を改善する実用的な方法を得られます。また、これらのメカニクスを、コンテントクリエーターに使ってもらうコツをいくつか紹介します。
セッションの内容

Just Cause 2 は、多種多様で個性的なキャラクターによるゲームプレイと、オブジェクトとのインタラクションを提供したタイトルです。キャラクターは、スカイダイビング、ヘリコプターからのぶら下がり、パラシュート、泳ぎ、車やボートや飛行機をつかんだりできます。これらすべてを行いながら、様々な武器が使えるようにしました。このセッションでは、速いペースで反応するアクションを実現するために、どのように物理計算、モーション、そしてIKを用いたかを紹介します。このセッションでは、特に、物理計算を使用することにより、キャラクターアニメーションの質を上げたか、アニメーションアセットクリエーションの効率を上げたかのお話をします。新たなゲームプレイの選択肢を広げ、操作感と没入感をユーザーに与えるために、物理計算がどのような役割を果たしたかについてもハイライトします。そして、経験した問題をレビューし、更に優れたレベルの物理計算の取り込みにおける受け入れ可能なアプローチを提案します。


講演資料

  • C10_I0052.pdf
  • C10_I0052_movie.zip

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講演者プロフィール

John Fuller

John Fuller
所属 : AVALANCHE
役職 : Technical Director

Technical Director, Avalanche Studios
John Fuller is now Tehnical Director for a triple-A project at Avalanche Studios. He previously worked as both Senior Engineer and as European Sales Manager with Havok. John has spent 8 years of his time with Havok working with customers in a technical and account management capacity – helping them to get the most from Havok products and to complete their projects successfully. At Avalanche Studios he is part of a central team of System Architects whose remit is cross project, mainly in the areas of physics and animation. John graduated from Trinity College Dublin with a degree in Computer Science and an M.Sc. in Distributed Systems. He has also presented twice at the Nordic Game Conference.