本セッションでは、『FINAL FANTASY Ⅶ EVER CRISIS』のハイクオリティ3D演出における負荷対応、表現手法、ツール開発などを説明します。召喚獣や必殺技などのカットシーンの映像合成手法、モバイルでの製作工程を実際のUnityの画面を通して解説します。また、高負荷でのモーションの実現やハイポリの背景の実装方法についても説明します。
講演者プロフィール
邑上 貴洋
2013年中途入社。「BLADE X LOAD」「NieR Re[in]carnation」「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」などの開発でエフェクトのリーダーを務めている。その他、講師業もチカラを入れており「デジタルハリウッドCGGYM」「CGwolrd」等でも登壇、授業を行いエフェクトデザイナーを育ている。
《講演者からのメッセージ》
ハイグラフィック演出を実現する映像とリアルタイムの組み合わせ、ポストフィルタやコンポジットについてお話します。どなたにもわかりやすい内容になっていますので、職種問わずご参加頂けると有り難いです。
矢野 春樹
2012年サイバーエージェントに新卒入社。企画職として入社後、エンジニアに転向しゲーム開発に携わる。その後退職し、2021年に再入社。現在は、「SGEコア技術本部」にて、開発効率と品質の向上を目指して共通ライブラリの開発などを行なっている。社内制度「Developer Experts」のUnity領域を担当。
《講演者からのメッセージ》
弊社では、ハードウェアとして制約の強いモバイルゲームの開発において、高品質なグラフィックスを開発するためにさまざまな工夫を行っています。
本セッションは具体的な事例とともにそれらの一部を紹介させていただきます。
川原 武将
コンシューマーゲーム開発会社にてインゲームモーションを経験後、2022年にアプリボットに中途入社。現在は3Dモーションの責任者として品質管理を担当。2023年1月にアプリボットリグをリリース、インターンシップ育成や新卒採用など若手人材の教育にも注力している。
《講演者からのメッセージ》
モバイルでは制約が強い印象を受けますが、それを感じさせないハイクオリティな3D演出表現を幾つかの事例とともに紹介させていただきます。
香取 政人
独学で業界へ飛び込み、リアルタイムからプリレンダー向けの背景モデリング、テクスチャリングなどを担当。
現在は株式会社アプリボットに中途入社。背景制作全般の業務を担当。インターンなど若手への教育や、社内外への講座の講師としても活動中。
・CG WORLD +One Knowledge 「テクスチャで魅せる ~説得力をもたせる背景テクスチャリング術~」講師
・CG WORLD 「3D テクスチャペイントワークショップ」講師
《講演者からのメッセージ》
モバイルという制約の中でどのようにハイクオリティで物量のあるマップを構築していったかをいくつかの例をもとにご紹介いたします。