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日時:
2023年08月24日(木)14時50分〜15時50分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
・生物、環境、教育への興味がある方々
・ゲーム内での生物の表現に関係する仕事をしている方々
・3DCG、VR、AR、VFX、メタバースなどに携わる方々
受講者が得られるであろう知見:
・生物学における生物標本の実態と課題
・高品質な生物3Dスキャンの実例
・SDGsの中でも一つの大きな課題となっている「生物多様性」と「ゲーム・エンターテイメント」、一見遠いその二つの分野が垣根を超えて繋がる可能性
セッションの内容
発表者は、世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を2000点以上、オンラインで公開しています。
https://sketchfab.com/ffishAsia-and-floraZia
元来、この3Dデジタル生物標本は、生物標本の維持管理や劣化を克服するために開発されたものでした。しかし公開後、エンタメ業界を中心に多数の業界からの問い合わせがあり、学問の枠を超えて様々な分野での応用が期待できることがわかりました。本発表では、3Dデジタル生物標本を開発した背景や経緯、そのメソッド、そしてゲーム業界をはじめ他分野でどのように応用できるのかについて議論します。
講演者プロフィール
鹿野 雄一
所属 : 一般社団法人九州オープンユニバーシティ
部署 : 研究部門
役職 : 研究員
山形県出身、京都大学理学部卒、学術博士。幼い頃から自然や野生生物が好きで、その思いから生態学の道へ進みました。これまで、白神山地、西表島、メコン川、ミャンマー、マレーシアなどで、水生生物の多様性についてフィールドワークと研究を行ってきました。代表著書は「溺れる魚,空飛ぶ魚,消えゆく魚:モンスーンアジア淡水魚探訪(共立出版)」です。
《講演者からのメッセージ》
野生生物の美しさやリアリティは、意外にゲームと相性が良いのでは?!と考えています。ご興味あれば
https://sketchfab.com/ffishAsia-and-floraZia
を御覧ください。