TriFスタジオでは、近年『メカウデ』や『巨神と氷華の城』などの作画アニメーション作品を中心に制作しています。通常の作画アニメは、アニメーターによる専門性の高いスキルで支えられていますが、私たちはそのスキルを3DCGを用いた技術と工夫でハードルを下げ、アニメーターのような高いスキルを持った人材を集めなくても、アニメを制作できる仕組みを作りました。本セッションでは、この手法をとった経緯と取り組み、人材の育成方法や、現場でのコストやチェックバック等の話を交えてお話しします。
講演資料
- 技術と工夫でハードルを下げるアニメ制作と人材育成_TriFスタジオ様.pdf
- GIFデータ_技術と工夫でハードルを下げるアニメ制作と人材育成.zip
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講演者プロフィール
河村 翔太(かわむら しょうた)
1989年 福岡生まれ。九州大学大学院芸術工学府 コミュニケーションデザイン科学コース卒。
大学院在籍時では画像情報処理工学を専攻。
同時に3DCGクリエーターとしてアニメーションや3DCG映像等の商業作品に携わる。
2014年 TriFスタジオの立ち上げに参加。
2016年 3DCGアニメ『スシポリス』にてCGディレクターを担当。
2018年 オリジナルアニメ『メカウデ』制作の際には、制作チームの中心として、CG、撮影ディレクターを並行して担い、作品の質を支えた。
最近では、2D・3DCGアニメーションを中心としたTVアニメやコマーシャル映像等を手がけながら、制作タスク自動化の追求と、表現における技術開発も行なっている。
山内 美加(やまうち みか)
1988年 福岡生まれ。九州大学大学院芸術工学府 コンテンツクリエイティブデザインコース卒。
2014年より、デザイン会社にてグラフィックデザイナーとしての経験を積み、2019年よりTriFスタジオに参加。
アニメの制作プロジェクトにおいて、スケジュール制作などのマネジメントを行っており、制作に必要なソフトの社内マニュアルの編集なども行っている。