「South Park: The Fractured But Whole」の開発にあたり、原作のテイストを再現し、よりかっこいいVFXを実現するために、私たちはノードベースのVFX制作環境が持つポテンシャルを可能な限り引き出そうとチャレンジしてきました。初めはとてもテクニカルに感じ、おっかなびっくりで触っていたノードベース環境も、いくつかの要点を押さえれば楽に使いこなすことができると分かりました。本セッションではノードベース制作環境に興味のあるVFXアーティストの方々に社内のラーニング環境の構築方法や、ノードベースの勘所、またアーティストドリブンな制作環境を生かすためのワークフローや体制について紹介します。
講演者プロフィール
松本 康弘
2005年 株式会社デジタルキッズに入社。主に2D 3D Art関連の業務に関わる。
2008年 デジタルキッズがUbisoftグループに買収されたことにより、転籍。2D 3Dに加え、VFXの業務に関わり現在に至る。
《講演者からのメッセージ》
日米協働開発において、日本で作ったVFXが海外で実装される、その制作過程で起きた問題と弊社が行った改善方法は参考になるかと思います。
また近年、日本で少しずつ周知されてきているノードを扱った開発環境、その中でも扱いが特殊なノードベースによるVFX開発の一端を経験談を交えご紹介致します。
田村 祐記
さまざまなゲーム会社にて3Dアーティストとしてキャラクターモデリング、時にはVFXを経験し、
2015年Ubisoft Osaka 株式会社に入社。
「South Park: The Fractured But Whole」ではVFXを担当。
《講演者からのメッセージ》
大阪とサンフランシスコのスタジオ間で起きた問題と改善方法やノードベースで作るVFXに興味がある方は是非参加してください。