「D×2 真・女神転生リベレーション」におけるアニメーション制作事例を通し大量のユニーク体格のキャラクターのアニメーションアセットを少人数・短期間でどのように外部の協力会社と共に制作したかの実例となります。アニメーションをアウトソーシングする際の会社選定の基準、ワークフロー、発注仕様、チェックバックやリグの考え方について事例を交えながら解説致します。また本作でのデザイン要件、Unityでのアニメーションについて苦労した点とその解決法についても解説したいと思います。また業務効率化に繋がったツールについてもいくつか紹介させて頂く予定です。アニメーション制作をアウトソーシングする際のヒントになればと思います。
講演者プロフィール
亀川 祐作
映像系のCG制作会社を経てテクモ株式会社(現・株式会社コーエーテクモ)に入社。
家庭用ゲーム制作に携わる。初期はモンスターファームシリーズなどにモーションデザイナーとして参加、
後期は「NINJA GAIDEN」シリーズなどでTAとしてリギング、アニメーション制作、カットシーン制作の
環境構築などCGアーティストのサポート業務に携わる。
2012年グリー株式会社入社。TA/アニメーターとしてモバイル向けゲームの開発に携わる。
2014年より、現・株式会社セガゲームスに入社。
最近は3Dアニメーション制作業務をこなしつつTAとしても部内のプロジェクトのシェーダーサポートや
Unity、DCCツールの制作環境サポートを行っている。
CEDEC登壇経験:
テクニカルアーティストラウンドテーブル2012 Final
Technical Artist Bootcamp 2016 vol.1
主な参加タイトル履歴:職種
「モンスターファーム5」:モーションデザイナー
「QUANTUM THEORY」:TA
「NINJA GAIDEN3」:TA
「DEAD OR ALIVE 5」:TA
「スーパーロボット大戦X-Ω」:TA/モーション
「D×2 真・女神転生リベレーション」:TA/モーション
など。
《講演者からのメッセージ》
「D×2 真・女神転生リベレーション」ではモバイル向けとしてはリッチな仕様のキャラクターモーションを短期間に大量作成する必要がありました。これを少数の内部リソースを軸に外部の協力会社様とどのようにアニメーションデータ制作を行ったか事例を紹介したいと思います。決してスマートではない泥臭い部分もありますが、アニメーションを外部発注する上での制作のヒントとなれば幸いです。