Child of Eden、ルミネス エレクトロニックシンフォニーから見る音とビジュアルの関係

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日時:
2012年08月21日(火)11時20分〜12時20分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
コンシューマゲーム開発経験者であるグラフィックデザイナー、シェーダ構築経験者(デザイナー以上プログラマー以下)、テクニカルディレクターなどの方向け。更に若干でも音周りに関する知識がある方であれば、より内容を理解できると思います。
受講者が得られるであろう知見:
一般的なゲームの製作方法ではない、音と融合したビジュアルの表現方法の一例。<br />また独自の考察などを例として解説することで、これからのワークフローの可能性を提案します。
セッションの内容

Child of Edenとルミネス エレクトロニックシンフォニー製作舞台裏(メイキング)です。
一般的なビデオゲーム開発とは全く異なる方法で作成されたChild of Edenのアプローチ方法、
シリーズ最新作であるルミネスがPSVitaでどのように進化したのか、
また各タイトルに、キューエンタテインメントのコンセプトである「ミュージックインタラクティブ」がどう取り込まれていったのか、などを分かりやすく解説していきます。

講演者プロフィール

浅地 義太

浅地 義太
所属 : キューエンタテインメント株式会社
役職 : クロスメディアサービス!事業部<br/> シナスタジアアーティスト

打楽器奏者として活動後、1998年よりゲーム業界へ転職し、主にキャラクターモーションデザインを担当する。
2008年キューエンタテインメントに音楽ゲームのスタッフとして入社。
Child of eden にも当初デザイナーとして参加するが、
このプロジェクトのテーマである共感覚(シナスタジア)をデザインする仕事になり、
そのツール作成とシナスタジアデザインのディレクションを担当。
シナスタジアアーティストと(知らぬ間に)クレジットされるが、実際に共感覚を持っているわけではない。
LUMINES Electronic Symphonyにも参加し、Edenで得た技術を用いる。


《講師からのメッセージ》


シナスタジア(共感覚)というキーワードから模索して作り上げた、
音や様々な入力、ゲーム中に発生する情報をゲームグラフィックに反映させるツールの作成から
そのアートワークについての説明をします。

小林 賢五

小林 賢五
所属 : キューエンタテインメント株式会社
役職 : クロスメディアサービス!事業部 <br/>アートディレクター


多摩美術大学情報デザイン学科デザインコースを卒業後、元気ロケッツのスタッフとしてQに入社。
その後、コンシューマー向けソフト開発部署でルミネスシリーズ、各プロジェクトにデザイナーとして参加、音とゲームの融合の気持ちよさを知る。
Child of Edenではグラフィックデザイナー兼ゲームデザイナーとしてアサイン。
LUMINES Electronic Symphonyでは初のアートディレクターを務める。


《講師からのメッセージ》

音楽と光とゲームの融合をプレイヤーに提供する、Q Entertainmentの開発の裏側をお見せします。
水口哲也の頭の中を、アイディア+力技(笑)でどのように作り上げていったのかを、開発者の皆様に少しでも面白くお伝えできたらと思います。


高梨 真

高梨 真
所属 : キューエンタテインメント株式会社
役職 : クロスメディアサービス!事業部<br/> グラフィックデザインセクションリーダー


1974年生まれのグラフィックデザイナー兼アートディレクター兼テクニカルアーティスト。
1997年にセガに入社し、サカつくシリーズやセガラリー2など王道からニッチまで幅広いジャンルでゲームを開発。
2008年からキューエンタテインメントへ入社し、Child of Edenなどのゲーム開発に携わる。
代表作は「サカつく」「セガラリー」「ガンヴァルキリー」「Child of Eden」など。


《講師からのメッセージ》

みなさん、はじめまして&こんにちは。
今回CEDECで講演させていただくにあたり、特にアピールしていきたい、受講者のみなさんへ感じていただきたい点は
「小規模スタジオの戦い方」
です。
会社規模によって、メリットとデメリットが変わり、必然的にものづくりの考え方や戦略が変わっていくものです。
あと弊社は国内よりも海外での評価が高いスタジオになりますので、そのあたりのギャップなどを感じていただけれはと思います。
受講者のみなさんが決して飽きることのない内容を準備しておりますので、楽しんでください。