未来を切り開く人材をどう育てるべきか? <人材育成本音パネル>

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日時:
2012年08月20日(月)14時50分〜15時50分
形式: パネルディスカッション(60分)
受講スキル:
・人事(採用や配置,教育)関連の業務に携わる方<br />・開発会社または学校等で教育に携わる方<br />・プロジェクトにおいて人材リソースをマネージメントする方
受講者が得られるであろう知見:
・様々な人材育成スタイルの効果や課題などの長所と短所<br />・社内,学校内の人材育成カリキュラム構築の指針やアイデア
セッションの内容

コンソール機やPCの処理能力の向上に伴う技術の高度化や,オンラインゲーム,ダウンロードコンテンツ,モバイルゲーム,ソーシャルゲームなど分野の拡大により,制作人材に対するニーズは高度化かつ広範化しています.本セッションでは,パブリッシャー,デベロッパー,大学などそれぞれの立場で人材育成に取り組んだパネラーを招きます.それぞれ,社内トレーニングやインターンシップによる人材育成,高等教育における人材育成など,異なる立場で人材育成を実施したパネラーたちの経験と実績から,将来の人材育成のために何をすべきかを議論します.


講演資料

  • 184_TUT.pptx
  • 184_yano.pptx
  • 184_MINATOFIX.ppt

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講演者プロフィール

湊 和久

湊 和久
所属 : 株式会社バンダイナムコスタジオ
役職 : プログラム1部 <br/>リードプログラマ


PCゲーム開発、アニメ制作を経て、2007年バンダイナムコゲームス入社。2012年よりバンダイナムコスタジオ所属。業務用中・大型ゲーム機開発のプログラムを中心にコンソール移植等も担当。「デッドストームパイレーツ」「鉄拳タッグトーナメント2」などのゲームタイトルのほか、書籍「ゲームエンジンアーキテクチャ」「Unityではじめるゲームづくり」の翻訳・監修にも関わる。現在「Game Mechanics: Advanced Game Design」を翻訳中。


《講師からのメッセージ》


海外のゲームスタジオ、映画スタジオや、フットワークが軽く情熱的な小規模ディベロッパーと比較して、日本の中規模以上のディベロッパーは鈍重で頭が固く、同じことはできないと指摘されることがありますが、本当にそうでしょうか? 私たちの試みを、いくつかのセッションでフィードバックさせていただきます。CEDEC三日間を通じて有意義な情報交換ができればと思っています。よろしくお願いします!


矢野 貴浩

矢野 貴浩
所属 : 株式会社サイバーコネクトツー
役職 : 開発部 <br/>ディレクター


ゲーム業界とは無縁の前職を辞め、2005年、29歳で株式会社サイバーコネクトツーにインターン生として入社し、その後アルバイトを経て正社員となる。『.hack//G.U.』シリーズ、『ナルティメット』シリーズの開発に携わり、2011年10月にリリースしたPSP『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットインパクト』でディレクターを担当。また、開発と並行してインターン生の生活指導も担当。


《講師からのメッセージ》


私はゲーム業界とは無縁の職からの転向で、インターンシップを経験して入社し、現在、業務と並行してインターン生の生活指導を担当しています。自身の経験をもとにインターンシップによる人材育成について、本音で語らせて頂きます。また、今回の CEDECで沢山の方とお会いしたいので気軽に声をかけてくださいね。【twitterアカウント:@YANOTAKA_CC2】


三上 浩司

三上 浩司
所属 : 東京工科大学
役職 : メディア学部<br/> 准教授


博士(政策・メディア,慶応義塾大学).慶應義塾大学環境情報学部を卒業後,日商岩井にて家庭用ゲーム通信サービスX-BANDを事業化.その後エムケイにてシミュレーションゲームの開発を担当し,金子満氏と東京工科大学片柳研究所クリエイティブ・ ラボを設立,アニメやゲーム制作技術の研究開発を行う.GGJ2010,2011,2012東京工科大学会場責任者
主な著書
「ディジタルアニメマニュアル2009」デジタルアニメ制作技術研究会
「アニメ学」NTT出版
過去のCCEDEC講演
「Global Game Jamへの誘い -48時間ゲーム開発プロジェクト参加報告-」2009
「産学連携による高等教育機関におけるゲーム人材の育成と先端研究」2007


《講師からのメッセージ》


ゲーム業界と大学の両方に身を置き日々奮闘しております.
形式的な産学連携ではなく,双方の特徴が活きる連携ができたらうれしく思います.
産業界の皆様からアドバイスいただきながら改良を進めた,大学独自のゲーム開発教育カリキュラムは,2012年3月に情報処理学会優秀教育賞を受賞するに至りました.今後ともさまざまなご意見を頂戴できれば幸いです.