気晴らしとしてのゲームが感情と生理活動に与える影響:ゲーム研究最前線 Todai Baba Game Lab

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日時:
2012年08月20日(月)17時00分〜17時30分
形式: ショートセッション(/30分)
受講スキル:
ゲームの人や社会に対する影響や、心理学や生理学の研究手法に関心があり、ゲーム開発に活用しようという意欲のあるゲーム開発者/産学連携によるゲーム開発に関心のあるゲーム開発者
受講者が得られるであろう知見:
デジタルゲームのどのような要素が、人に対していかなる心理的・生理的影響を与えるのかを理解し、それをデジタルゲーム開発に活用するヒントが得られます。
セッションの内容

デジタルゲームは、ユーザーがメディアからの情報を受け取ると同時に、ユーザーが選択した結果が反映されるインタラクティブなメディアです。したがって、 デジタルゲームにはメディアとしての面白さがあり、人と社会に対するその影響力は強いと考えられますが、とくに人に対する影響を科学的に明らかにしている 研究は不足しているのが現状です。ひと口にデジタルゲームといっても多種多様であり、その種類や内容が異なれば心身に与える影響も異なると考えられます。 そこで、本セッションでは、デジタルゲームの人に対する心理的・生理的影響について科学的に解明した最新の研究を紹介します。


講演資料

  • 87_CEDEC2012_kimura.pdf

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講演者プロフィール

木村知宏

木村知宏
所属 : 東京大学
役職 : 大学院学際情報学府<br/> 修士課程


東北大学文学部人文社会学科卒業、2011年より東京大学大学院学際情報学府修士課程在学。
CEDEC2011インタラクティブセッションにて「人とゲームの不思議な関係:ゲーム研究最前線 TODAI Baba Game Lab」と題し、
異なるゲーム内容が感情と生理活動に与える影響比較という研究内容で発表を行った。


《講師からのメッセージ》

心理学的方法を使い、デジタルゲームという対象にアプローチしています。
ご紹介する研究内容は、デジタルゲームのどのような要素が、人の感情や身体にいかなる影響を与えるのか、というものです。
得られた研究結果は基礎的な知見にすぎませんが、これをどのように応用するのか、
あるいはこれをどのようにデジタルゲーム開発に活用できるか、
ということについての新たな手がかりが隠れているかもしれません。
そのような手がかりについて、受講者の皆様と一緒に考えたいと思っています。