震災に関する情報伝達・復興支援のためのマッシュアップ手法

タグ:
日時:
2011年09月08日(木)13時30分〜14時30分
形式: ショートセッション(30分)
受講スキル:
- html,javascriptを用いたWebコンテンツ制作の実務経験<br />- php, MySQLなどを用いたサーバサイドプログラミングの実務経験
受講者が得られるであろう知見:
- 講演者らの手法を用いることで,複数のデータソースをもとにした地図マッシュアップを迅速にリリース可能であること,またそれらのマッシュアップは震災後の状況改善に向けた「初動」として十分に機能し,その後もアーカイブとして活用可能であることがわかる.
セッションの内容

本講演では,講演者らが制作した事例の解説を通して,震災に関する情報伝達・復興支援のためのマッシュアップ手法について述べる.震災発生後,被害状況伝達や復興支援を目的として,官公庁や企業などによる情報配信がおこなわれたが,いずれも個別の情報発信にとどまっており,複数のデータの俯瞰的な把握が困難であった.著者らはこの状況に際し,複数のデータソースと地図サービスを三次元地図上で重層表示したマッシュアップサービス群を公開した.これにより,複数の情報を関連付けて多面的・総合的に把握できる地図コンテンツを,短期間のうちに公開することができた.


講演資料

  • C11_D0003.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

渡邉英徳

渡邉英徳
所属 : 首都大学東京
役職 : システムデザイン学部 <br/> 准教授

情報アーキテクト。デジタル地球儀や仮想世界サービスを応用した情報アーキテクチャのデザイン、アート&エンターテインメントを研究。代表作に「Nagasaki Archive」(2010年)、「Tuvalu Visualization Project」(2009年)など。1996年、東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞)、98年同大学院修士課程修了。2001年より株式会社フォトン代表取締役社長(現スーパーバイザー兼取締役)。2008年より首都大学東京システムデザイン学部准教授、2010年より同大学院システムデザイン研究科准教授。