インタラクティブ弾性体シミュレーションのための有限要素法の実装とGPUによる高速化

タグ:
日時:
2015年08月27日(木)11時20分〜11時50分
形式: ショートセッション
プラットフォーム: その他
受講スキル:
物理シミュレーションの基礎知識 GPGPUプログラミングの基礎知識
受講者が得られるであろう知見:
有限要素法のCGアニメーションへの適用法 有限要素法のGPGPUによる高速化手法
セッションの内容

弾性体シミュレーション手法のひとつに有限要素法(FEM)がある.FEMは連続体力学に基づいた弾性体の方程式を数値的に計算する方法であり,物理的正当性のあるリアリスティックな物体の変形・破壊シーンを作成することが可能である.本セッションではSIGGRAPHなどの先端研究でよく用いられるcorotational FEMと呼ばれる定式化とGPGPUによる高速化手法を,できる限り平易にデモを交えて紹介する.実装例として発表者の所属研究室で開発中である脳外科手術のVRシミュレータを紹介する.


講演資料

  • 98.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

佐瀬一弥

佐瀬一弥
所属 : 北海道大学
部署 : 情報科学研究科
役職 : 大学院生

2013年東北大学大学院工学研究科博士課程前期修了.北海道大学大学院情報科学研究科博士課程後期在学中.日本学術振興会特別研究員(DC2).

《講演者からのメッセージ》
博士研究において脳外科手術シミュレータの開発に向けたリアルタイム物理シミュレーションの研究を行ってきました.その経験の中から有限要素法によるインタラクティブ弾性体シミュレーションの実際について情報共有させていただきたいと思います.

共同研究・開発者

江間章斗(北海道大学)
福原洸(東北大学)
辻田哲平(防衛大学校)
近野敦(北海道大学)