西川善司のゲーム開発マニアックス「グラフィックス編」2014

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日時:
2014年09月04日(木)16時30分〜17時30分
形式: パネルディスカッション
受講スキル:
ゲーム開発技術に興味があれば誰でも
受講者が得られるであろう知見:
新世代ゲーム開発技術トレンドと、近未来技術トレンドの予備知識
セッションの内容

PS4、Xbox Oneに代表される新世代機が発売され、ゲームグラフィックス表現が一気に底上げされることとなった。
新世代機メーカーもライブラリ群の完成度を上げ、既に幾つかのスタジオは、新世代機向けに2作目「セカンドラウンド」の開発に乗り出している。
今年は、新世代機向けのゲームグラフィックスで、どんな技術要素が有効かを、業界のキーマンを招いて、経験談を元に議論する。

また、近未来形の話題としては、

1.Oculus VR,Project Morpheausなどに代表されるヘッドマウントディスプレイについて
2.本体側でリアルタイム部分を処理し、それ以外をクラウドにオフロードするハイブリッドゲームアーキテクチャ
3.ラスタライズレンダリングに、部分的にレイトレーシングを導入するハイブリッドレンダリング技術

についてもスポットをあてる。


講演資料

  • C14_37.pptx

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講演者プロフィール

川瀬正樹

川瀬正樹
所属 : シリコンスタジオ株式会社
役職 : 技術本部応用技術部<br>リード・ソフトウェアエンジニア/シェーダアーキテクト

プログラマブル・シェーダ黎明期におけるグラフィクスエンジン開発にて、さまざまな基礎技術を考案。近年はシリコンスタジオ株式会社にてYEBISをはじめとするミドルウェア研究開発に従事。CEDEC/GDCなど技術講演多数。CEDEC AWARD 2009 プログラミング・開発環境部門ノミネート。

西川善司

西川善司
所属 : TRY-Z
役職 : テクニカルジャーナリスト

10代の学生時代にパソコン誌「Oh!X」ライターデビュー。日立製作所を経て、テクニカルジャーナリストとして独立。おもにIT技術にフォーカスした解説記事を執筆しているが、近年はゲーム開発技術や3Dグラフィックス、映像機器関連の取材に力を入れている。 近著に「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」(インプレスジャパン)、「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術・増補改訂版」(インプレスジャパン)、「図解 次世代ディスプレイがわかる 」(技術評論社)がある


《講師からのメッセージ》


今年以降、PS4,Xbox Oneなどの新世代機向けのセカンドラウンド(第二作目)が始まりますが、「結局、PS4,Xbox Oneではどんなゲームグラフィックスが現実的なの?」というような話題を中心にお届けしたいと思います。大局照明技術はもちろんのこと、昨年「なんで取り上げなかったの?」と問い合わせが多かった物理ベースレンダリングなどについても、エキスパートのご意見を伺います。
それと、今回は、年々盛り上がりが加速するOculus VR,Morpheusといった仮想現実デバイスについても少し触れたいと思っています

横川裕

横川裕
所属 : Sony Computer Entertainment Inc.
役職 : WWS Japanスタジオ<br>シニアプログラマー

2005年、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント入社。PlayStation®3(PS3®)およびPlayStation®Vita(PS Vita)でのゲーム制作および技術開発に従事。「THE EYE OF JUDGEMENT」 (2007年, SCE, PS3®)でグラフィックプログラミングを担当。「GRAVITY DAZE」(2012年, SCE, PS Vita)ではリードプログラマおよびグラフィックスを担当。その後、PlayStation®4(PS4TM)のカメラ・UI研究に従事し、その成果が「THE PLAYROOM」(2013年)としてPS4にプリインストールされている。2014年は「THE PLAYROOM」の新しい追加ゲームコンテンツを開発する傍ら、Morpheusを使ったVRの基礎研究を始めています。

takahiro harada

takahiro harada
所属 : Advanced Micro Devices, Inc.

Takahiro Harada is a researcher in AMD's office of the CTO where he is exploring the possibility of GPU computing, mainly focusing on application to physics simulation. Before joining AMD he engaged in research and development on real-time physics simulation on not only PC but also game consoles at Havok. Before coming to industry, he was in academics as an assistant professor at the university of Tokyo where he also earned his Ph.D. in engineering.

Publications
- GPU Pro 5
- GPU Pro 4
- ゲーム制作者のための物理シミュレーション 剛体編
- Computer Graphics Gems JP 2012
- Heterogeneous Computing With OpenCL
- Game Physics Pearls
- etc...

Masaya Takeshige

Masaya Takeshige
所属 : NVIDIA
役職 : Developer Relations<br>Developer Technology Engineer

エヌビディア
デベロッパーテクノロジーエンジニア
2011年7月~現在 NVIDIA
デベロッパーテクノロジーエンジニアとして、ゲームデベロッパーの開発サポートを担当してます。

近年では、
CEDEC2009 「チュートリアル:ゲームグラフィックス・プログラミング入門」の一部を担当
CEDEC2011 「DirectX最新グラフィックス技法のご紹介」
CEDEC2012 「西川善司の「CEDEC 2012」ゲーム開発マニアックス(グラフィックス編)」のパネラーとして参加
CEDEC2013 「GPU上でのvoxel構築手法について」
に登壇させて頂きました


《講師からのメッセージ》


リアルタイムレンダリング関連のトピックを扱った、更新不定期な演者のブログです。
http://shikihuiku.wordpress.com/

髙橋 誠史

髙橋 誠史
所属 : 株式会社バンダイナムコスタジオ
役職 : ET開発本部 エンターテインメントテクノロジー開発部門 未来開発部 基盤開発課

1980年生まれ、北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科博士後期課程単位取得退学。2009年、株式会社バンダイナムコゲームス入社。2012年度より、株式会社バンダイナムコスタジオ所属。

バンダイナムコゲームス時代は、エースコンバット アサルト・ホライゾンの開発に参加とテクニカルアーティスト部署に所属。
バンダイナムコスタジオからは、社内ゲームエンジンのチームに所属し、DX11世代の次世代グラフィックス対応や社内向けテクニカルデモのグラフィックス面のディレクションなどを務める。

個人では、海外グラフィックス技術の紹介サイトのShader.jp(http://www.shader.jp/)の運営や今夏に出る「Unityゲーム開発 オンライン3Dアクションゲームの作り方」(仮)(発行 ソフトバンククリエイティブ)などの執筆にも関わっています。

過去のCEDEC登壇では下記のセッションに出ております。
西川善司の「CEDEC 2010」ゲーム開発マニアックス(グラフィックス編), 2010
西川善司の「CEDEC 2013」ゲーム開発マニアックス(グラフィックス編), 2013
Compute Shader Magic ~あなたの描画エンジンでコンピュートシェーダを活用するアイデア, 2013


《講師からのメッセージ》


今年は、グラフィックス技術、開発環境マニアの立場として楽しいセッションになるよう盛り上がるネタを
出していきたいと思います。