ソフトウェアの法的保護とOSS(オープンソースソフトウェア)

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日時:
2007年09月28日(金)10時40分〜12時00分
形式: レギュラーセッション
受講スキル:
製品開発責任者・管理者、ソフトウェア開発マネージャ、品質管理・法務部門等の各実務経験者
セッションの内容

近年、消費者向け製品の多くは、その多機能化・高機能化に伴い、ソフトウェアが大規模化・複雑化していく反面、開発期間の短縮、多機種開発が要求されてきている。
この結果、品質低下、納期遅延、コスト超過等の課題が発生し、時には、製品の不具合に伴う製品回収など経営に関わる問題までおきている今日、ソフトウェアは、その品質・差別化・共通化が製品の成否を握るとまでいわれるほど製品の中心を占めるようになっている。
OSSは近年、その取扱いの柔軟性、コストメリットから携帯電話、デジタルTVなど身近な製品に用いられるまでに普及してきたが、一方では法的保護の点からまだ課題も少なくない。
本セッションでは、OSSを品質、コスト、開発期間の向上に対するビジネスおよび経営課題の一端と位置付け、ソフトウェアに対する法的保護の側面から開発者が理解しておきたい知的財産権、開発プロセス、コンプライアンスといった点について考察する。


講演資料

  • r33.pdf

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講演者プロフィール

江端俊昭

江端俊昭
所属 : 株式会社イーエルティ
役職 : コンサルティング・教育事業部 ディレクタ 

シグナスソリューションズ社、レッドハット社を通じ、GNUツール、Linux等オープンソースソフトウェア(OSS)による組込みビジネスを実践。
技術・法務両面にわたる豊富な知識と実務経験から同ビジネスモデルの先鞭をつけた後、現在、イーエルティ社ではOSSの製品利用に関するコンサルティング、組込み技術についての研修事業を展開している。
他方、NPO法人日本エンベデッド・リナックス・コンソーシアム(Emblix)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)OSSセンターでは、組込み開発業界におけるOSS利用普及、デジタルコンテンツ含む知的財産の法的問題解決についての新たな基盤構築を推進、雑誌寄稿、講演等多岐にわたる活動を国内外にて実施している。

(株)イーエルティ コンサルティング・教育事業部ディレクタ
NPO法人Emblix副会長/法務小委員長
独立行政法人IPA/OSSセンターリーガルタスクグループ主査
行政書士(神奈川県行政書士会所属)

受講者へのPR情報、メッセージ
組込み技術者向けトレーニングコース:
組込み製品開発の現場では、メーカーとして培ってきた自身の技術に偏り、世の中で確立されているエンジニアリング技術を知らないといった状態が多々見受けられます。使えるエンジニアリング技術を現場で活かしてもらうべく、弊社では実際のプロジェクトに適切に適用してもらうことに重点をおいた教育カリキュラムと定期、オンサイトそれぞれに対応したトレーニングコースをご提供しています。

特徴
○ETSS(組込みスキル標準)スキルカテゴリ準拠
 ・キャリア、職種に対応したカリキュラム体系
 ・教科書的でなく、開発現場の実態に即した内容
 ・研修過程でスキルチェックを実施、習熟度を確認できる。
○現場指向の実践的な開発技術教育
 ・開発現場を熟知したカリキュラム内容と構成
 ・課題演習が中心のコースマテリアル
 ・マテリアル開発から講師まで、開発実務経験者が担当
○デマンドに応じ、各種カリキュラムの柔軟な組み合わせが可能
 ・組込み開発のトータルをカバー
 ・組込み開発において必須な技術から管理要素を網羅
○多様な実施環境をご用意
 ・常設会場の提供(ELT人形町/西新宿/大阪会場)
 ・オンサイト(お客様の施設)会場で機材貸与による開催